「もっと病床を」は有限の医療に対する無限の要求、迫井厚労省局長、の記事から感じた事
2021-09-29


マンパワーの問題で言えば、数人〜数十人程度の各病院のCOVID-19受け入れでは焼け石に水であり、そもそも現場を知っていれば、COVID-19 一人入院も50人入院もマンパワーはあまり変わらない。24時間体制なので二八勤務体制(2人夜勤一人月8回迄)とすれば最低2x30/8=15人は必要になる。1人入院でも50人入院でも必要1看護単位はあまり変わらない。従ってレイアウトの悪い中小規模の既存病院を数十ケ所作るよりも野戦病院1か所の方がよほど効率よくマンパワーを使えるからである。かかりつけ医に丸投げなど非効率の最たるものである。その点、1000床の野戦病院を10日で完成させた中国の実践力は驚異的である。(中国・武漢、新型肺炎対策の新病院がわずか10日で完成。中国新聞 2020.2.4 SankeiBiz。[URL]
 )。互いに責任をなすり合う国と都知事の関係とは天地の差である。
上記の記事「尾身氏よ、自身の天下り病院の3000床を直ちにコロナ患者に開放せよ
サンデー毎日2021/8/26 」などは宇宙人の発想としか思えない。

 上記の記事<B>は読み応えがあるインタビュー記事であったが、元厚労大臣で今もデータヘルス委員長などで政府の中枢にいると思えるのに、思うように動かせない政府/官僚/行政という組織そしてヒトは一体どうなっているのか、日本の政治と行政は直しようのないほど病んでいるのではないか、もしかしたら気が付いた時はゆでガエルなのではないか、と心配になる。
 かつての2003年SARSの時でさえ我が県は万が一の時には田舎のある病院を丸ごと借り入れることも内々ながら具体化していた。幸いSARSでは日本では問題にならず、ぎりぎりで各県に配られた特異検査キットは未使用のまま廃棄になってしまったのではないだろうか( 新型コロナ、 3密(3Cs) に関して,など、2021年01月01日。[URL]
 )。

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